アジャイル開発事例セミナー(2016-10-20)開催報告

アジャイル開発事例セミナー 開催報告

 2016年10月20日、オージス総研殿(東京 品川)にて「アジャイル開発事例セミナー」が開催されました。
これは、当協議会のアジャイル開発部会(主査:中原俊政(東京情報大学非常勤講師))が、皆様方に、アジャイル開発におけるモデリング適用の効果についてご理解を深めていただくこと、また、部会活動として、「アジャイル開発でのUML適用ガイドライン(V1)」のエンハンスに役立てることを目的として開催したものです。

 最初に「金融系IT企業におけるスクラムへの挑戦」と題して、ニッセイ情報テクノロジー株式会社 中野 安美 様より、ご講演いただきました。

ニッセイ情報テクノロジー株式会社
上席プロジェクトマネージャー
中野 安美 様
 同社で初めて導入されたアジャイル開発プロジェクトのご紹介で、経験者ゼロからのスタートとのことです。
まずは、導入前に研修を受け、参画者の認識を合わせた後に開発をスタート。開発では、アジャイル開発の肝である意識合わせ(特に、会話のしやすさ、ミーティング時のタスクボードの改善等)に注力したことで、コミュニケーションが活発化し、開発もスムーズに進み、品質も満足の行く結果を残せたとのことでした。振り返りと早期のフィードバックを重視したこと、ルールをシンプルにしたこともスムーズで高品質な結果に繋がったようです。また、会社で初めて取り組んだアジャイル開発案件でもあり、メンバー構成についての配慮と、外部からの阻害要因が少なかったなど、会社としてのバックアップが成功要因の一つでもあったようです。
今回は小規模で、設計フェーズはウォーターフォールを適用したとのことでしたが、今後は、大規模で、設計フェーズも含めたアジャイル開発を視野に社内展開していきたいとのことでした。
 参加者のアンケートでは、「チームのコミュニケーション、見える化、共有化が大切だと思った。」「具体的な事例を元にした話だったので、とても参考になりました。」など、ご満足のいく声を頂戴しました。
   パネルディスカッション             会場風景
 株式会社アイ・ティ・イノべーション仁木卓哉様をモデレータとし、パネルディスカッションを行いました。
 パネリストには、中野様、アジャイル開発部会メンバーである株式会社豆蔵山田悦朗様にご参加いただきました。
 参加者からのご質問を中心に、ディスカッションを進めていただきました。講演をより深堀したご質問、あるいは、アジャイル開発での日頃の悩みや疑問を元にしたご質問があり、会場の皆様も含め、活発な議論が展開されました。まず最初のご質問に対し、準備段階(研修時点から)の期間やコーチングを含めての留意点等をパネリストからご紹介いただきました。その後、アジャイル開発導入の目的についてのご質問があり、参加者含め活発に議論されました。アジャイル開発を導入する目的を明確にし、開発を進めること。例えば生産性向上を目的にするのか、要件変更に対する柔軟性を目的にするのか、それによりプロジェクトの進め方が変わる。目的を明確にし、アジャイルと言えども、目的以外のパラメータは変えるべきでない。との意見なども出ました。
 その後、生産性に関するご質問や、プロジェクトの成功に至った要因、特にプロジェクトオーナーとしてやったことなど、様々なご質問を頂戴し、議論が交わされましたが、紙面の関係で割愛させていただきます。ご容赦ください。
 アンケートでは、「アジャイルを実践された方とアジャイルコーチの方が揃ってお話しされたので深く理解することができた。」などこちらも満足のいく声を頂戴しました。ありがとうございました。今回ご参加できなかった皆様、次の機会には、是非ご参加いただき、生の声をご参考にしてください。
 なお、当日の講演資料は下記よりダウンロードできます。
 『金融系IT企業におけるスクラムへの挑戦』
 UMTPでは今後も情報モデリング及びソフトウェアモデリングに関する技術解 説や最新情報のご提供を通じて、我が国のモデリング技術の普及とモデル共有に向けた活動を展開してまいります。今後とも引き続きよろしくお願いいたします
 皆様の益々のご活躍お祈り申し上げます。
2016年12月

お問い合わせ先

特定非営利活動法人 UMLモデリング推進協議会 事務局
TEL:03-5309-0400
FAX:03-5309-0400
e-Mail:umtp-sec@umtp-japan.org