「Modeling Forum 2025」開催のお知らせ(本会2025.11.26、ワークショップ①11.17、ワークショップ②11.19)

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UMLモデリング推進協議会(UMTP)は、「よみ・かき・AI・モデリング」という標語に示された「リベラルアーツとしてのモデリング」の普及・啓蒙を目的として、活動を進めてまいります。シンUMTPへのUpdateを目指して今年度より年会費の無料化を実現し、多くの皆様に参加しやすいコミュニティに進化しました(ぜひご入会下さい)。

 そうした進化の一環として、今年度は原点に立ち返り、生成AI時代のデータモデリングのあり方を、「データマネジメントとAI時代のエンタープライズアーキテクチャ、シンERモデリング、関数型データモデリング、ディメンジョナルなアジャイルデータモデリング」といった幅広い観点から議論する場を、Modeling Forum2025として用意しました。このような広く深い観点でデータモデリングの見直しを行う機会というのは今まで見受けられなかったもので、そのようなチャレンジの一環として今回のモデリングフォーラムを考えております。

 冒頭の基調講演も、日本の分析哲学・科学哲学・応用哲学の分野で活躍されている東京大学の植原亮教授に「科学とモデル」というテーマでお話しいただきます。科学的な活動の中でモデルやモデリングが占める位置は大きなものです。我々IT分野よりも広い観点でモデルおよびモデリングが科学的活動や批判的思考とどう結びつくのか、興味深い議論が期待されます。この流れは、シンUMTPが「リベラルアーツとしてのモデリング」という方向性を打ち出そうとしている事とも深く絡んでくる重要な考え方になります。

 DX(デジタル変革)が進む中、生成AI(Generative AI)もChatGPTを筆頭にさまざまなバリエーションが登場し、マルチモーダル化とともに、私たちの仕事や生活に普通に浸透しつつある状況が始まっています。この状況は今後ますます加速することが予想されます。ソフトウェア開発のやり方やITの利活用をとりまく環境も生成AIを前提にして大きく変わろうとしています。

そうした大きな地殻変動の中で、今年のモデリングフォーラムでは、新しいデータモデリングのあり方・考え方を決して変わらないであろうモデリングの中核価値と対比しながら議論していければと考えております。何は変えるべきではなく、何はどこをどのように変えていくべきなのか、ぜひ皆さんと一緒に考えていきたいと思います。そのための場の一つがこのModelingForumだと考えています。

そのような思いを込めて、今年のModeling Forumはテーマを 「「AI時代のシン・データモデリングとは?」」 としました。さいごのパネル・ディスカッションでは、当日の講演者の皆さんをパネリストに迎えて、データモデリングの本質とは、AI時代に何が変わり何が変わらないのか、AI時代のモデリング人材の育て方等について本音で議論を戦わせたいと思います。

基調講演・技術講演・パネルは2024年11月26日(水)にオンラインで、
ワークショップ①「モデル駆動設計をやってみよう」は11月17日(月)にリアル会場で、 
ワークショップ②「モデルをモデリングする」は11月19日(水)にオンラインで開催いたします。 
奮ってご参加ください。

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