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◆モデルベース・アーキテクト分科会の趣旨と計画 |
1.設立趣旨: |
(1) 背景
昨今のシステム開発プロジェクトは、複雑でかつ多様化しています。技術的にもインターネットは遍在化していますし、すぐに使えるパッケージや半製品もたくさん市場にあります。それらを組み合わせて、多様な目的を達成するITエンジニア=ITアーキテクトの必要性が叫ばれており、IT業界でもその役割は認知されつつあります。。
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ITアーキテクトは、システム全体のデザインやアーキテクチャの設計はもちろんのこと、ソフトウ ェアエンジニアリングの手法を取り入れたシステム開発プロジェクトのアプローチ(「工法」)を決定するといった重要でありかつ不可欠な役割なのですが、この業界ではITアーキテクトの不在が叫ばれて久しく、しかも、今も状況はあまり変わっていません。
このような状況の中で、モデリング技術を活用した業務プロセスやデータ構造のデザインおよび可視化、またモデリング技法を採用したソフトエンジニアリングの実施など、モデリング技術は、ITアーキテクトと密接な関係にあり、必須スキルでもあります。
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(2) 本部会の目的
そこで、本分科会では、モデリング技術を採用したITアーキテクトを「モデルベース・アーキテクト(仮称)」と呼び、「モデルベース・アーキテクト」の育成と業界での認知を目指し、モデリング技術を前提としたモデルベース・アーキテクトの詳細な役割の定義や、アーキテクトが実施するプロセスや生み出す成果物について、抽象的ではなく、より現実的であり、かつより具体的に研究してまいります。その中でモデリング技術をアーキテクトがどのように活用するのかといったことについても研究してまいります。また、最終的には「モデルベース・アーキテクト」をどのように育成していくかといった内容も研究してまいります。
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2.推奨参加者:
.ソフトウ ェアエンジニアリング、開発プロセス及び開発方法論に興味のある方
.ITアーキテクトに興味のある方
.ITアーキテクトを実践されているか、これから取り組もうとしている方 |
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◆モデルベースアーキテクト定義Ver.2.0 |
部会活動の成果として、モデルベースアーキテクト定義Ver.2.0が完成いたしました。
Ver.2.0での成果物3種と、Ver.1.0からの変更点は以下の通りです。(1)モデルベース・アーキテクト定義
ほぼ変更なし。
(2)モデルベース・アーキテクト タスク−成果物マップ
(3)の作成を通じ、モデルベース・アーキテクトのかかわり度合いを見直しました。
(3)成果物サンプル(Ver2.0より追加)
「献立作成システム」を想定し、成果物を作成しました。サンプルとして公開します。ご自由にご活用下さい。 |
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2011年度活動報告
・活動目標:
モデルベース・アーキテクト定義Ver.1.0の仮説の検証・修正(継続)及びモデルベース・アーキテクトが知っておくべき技法、標準等の整理・活動成果:
献立作成システムを想定した事例の作成を通じて、検証及び修正を行い、成果物例として完成。2012年度活動予定
成果物の一般公開を以って初期の目標達成の為、2011年度で活動を終了する。2010年度活動報告
・活動目標:
(1) あるシステムを想定した事例の作成を通じて、2008・2009年度に立てた仮説を検証・修正する。
(2) 上述の作業により、モデルベース・アーキテクトに必要なスキル、知っておくべき技法、標準等を整理する。
(3) モデル間の矛盾をどう見つけ、どう修正するかを整理しチェックポイントとしてまとめる
(上記(1)の成果を活用し新規に実施)・活動成果:
献立作成システムを想定した事例を検討し、成果物例を作成中2009年度活動報告
・活動成果:
(1) 「モデルベース・アーキテクト定義 Ver.1.0」を公開した。
(2) 「モデルベース・アーキテクト定義 Ver.2.0」を作成中
・共通フレーム2007の各タスクにおける成果物のリファレンスを作成中
・2009年度活動トピックス
(1) 「モデルベース・アーキテクト定義 Ver.1.0」を公開した。
(2) 「モデルベース・アーキテクト定義 Ver.2.0」とすべく、「献立作成システム」を想定した事例の作成を通じて、2009年度に立てた仮説を検証・修正した。
(3) 主要成果物サンプル例(作成中) |
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