UMTPモデリング実践部会では、参加者が実際にモデリングを体験しながら学ぶことで、モデリングの効果を理解し、システム開発の現場でその力を活かせる人を増やすことを目指しています。
そのために、さまざまなモデリングのノウハウを収集・整理・体系化し、「正しく・楽しく」モデリングを実践できる場づくりを進めています。これらの取り組みを通じて、UMTPの目標であるモデルの普及とモデル作成技術者の育成に貢献していきます。
今回のワークショップでは、UMTPモデリング実践部会とモデルベース思考普及部会が協力し、モノゴトを整理・抽象化して本質を構造的に捉える力(=モデリング脳力)を、モデルベース思考(Model Based Thinking:MBT)のワークを通じて体験していただきます。
モデルベース思考実践によるコンセプチュアル力(概念化)強化
概要
本講演では、モデルベース思考(Model Based Thinking:MBT)の考え方をわかりやすく紹介し、実際にモノゴトをモデル化する演習を通じて、複雑な事象を「シンプルに捉え直す力」を体験的に身につけます。
ワークショップでは、モデル化 → 抽象化 → 別の事象への適用というプロセスを繰り返しながら、「モノ・コト」を整理し、本質的な構造や関係性を見える化・構造化する実践を行います。これにより、漠然とした課題を“構造的に理解し、伝えられる力”を育てます。
ワークショップを通じて得られること
「モデル」という言葉に難しさを感じる方もいるかもしれません。しかし、本講演で扱うモデルは、プログラミングや数式のような専門技術ではなく、「ものごとの仕組みや関係を整理するための見方・考え方」です。
たとえば、「顧客満足度が下がっているのはなぜか」「プロジェクトがうまく進まないのはどんな構造が関係しているのか」といった日常的な問題も、モデルベース思考を使えば、要素と関係性を整理して“見える化”することができます。
- 複雑な状況を整理し、構造的に考える力
→ 事象を分解して、「本質的に何が起こっているのか」を見極められるようになります。 - 抽象化・再構築する力
→ 一つの出来事を別の文脈に応用し、「同じ構造を持つ他のケース」に気づけるようになります。 - 説明力・伝達力の向上
→ モデル図を使って考えを整理することで、相手に分かりやすく伝えるスキルが磨かれます。
モデルベース思考は、“図を描くスキル”ではなく、“考えを構造化するスキル”です。
初めての方でも、体験を通じて「モデリングってこういうことか!」と感じられる内容になっています。
一緒に“ものごとの本質を見抜く力”を育ててみませんか。
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名称 モデルベース思考実践によるコンセプチュアル(概念化)力強化 会場 オンライン開催
※要事前登録:登録時にアクセス方法をお知らせします日程 2025年12月10日(水)18:00~20:00 プログラム 18:00〜18:05 <ご挨拶>
原田 巌 UMTPモデリング実践部会 主査/株式会社オージス総研
18:05〜18:15 <講 演>
1. モデルベース思考の説明 小黒 登行 モデルベース思考普及部会
18:15~18:45 <ワークショップ>
2. ことわざのモデル化(個人参加)
18:45~19:15 <ワークショップ>
3. 物語の登場人物のモデル化・モデル発表(チーム参加)
19:15~19:55 <ワークショップ>
4. 文章のモデル化・モデル発表(チーム参加)
19:55~20:00 ワークショップの総括、今後の取り組みについて
原田 巌 UMTPモデリング実践部会 主査/株式会社オージス総研
主催 UMTPモデリング実践部会/モデルベース思考普及部会 受講料 無料(事前申込制) 対象者 どなたでも 定員 30名 申込 こちらからお申し込みください。(GoogleForm)
申込締切 2025年12月10日(水)
お問い合わせ先
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