MF2018 プログラム

MF2018

MF2018プログラム

2018年11月28日(水)  10:00 – 17:45

(敬称略)

午前

開会宣言 10:00 – 10:05

大会副委員長 国立情報学研究所 教授 浅野 正一郎

ご挨拶  10:05 – 10:25

経済産業省 商務情報政策局情報産業課 企画官 和泉 憲明

基調講演 10:25 – 11:45

「GDPRとパーソナルデータの利活用」
東京大学大学院情報理工学系研究科 教授 橋田 浩一 様 ▶︎講演資料PDF 

昼食 11:45 – 13:00

午後

技術講演 トラック ワークショップ トラック

技術講演 13:00 – 13:50
「超分散システムを統治せよ!マイクロサービス設計・展開のエッセンス」
日本IBM クラウド事業本部
樽澤 広亨
▶︎講演資料PDF

ワークショップ 13:00 – 14:40
「アジャイルにモデリングをし続けよう 〜 破壊と創造の先にあるものは何 〜」
株式会社豆蔵
技術コンサルティング事業部 チーフコンサルタント
中佐藤 麻記子
※定員40名
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技術講演 13:50 – 14:40
「実践ドメイン駆動設計」から理解するDDD
株式会社ネクストスケープ 
クラウドインテグレーション事業本部
クラウドソリューションアーキテクト
青木 淳夫
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休息 14:40 – 14:50

技術講演 14:50  – 15:40
「IoTサービスのモデリング 〜 モデルを作ってみて得られた知見 〜」 
株式会社エクスモーション 代表取締役社長
一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)理事
渡辺 博之
▶︎講演資料PDF

ワークショップ  14:50 – 16:30
「フェニックスプロジェクトDevOpsシミュレーション研修 〜ざっくり体験 Biz Dev Ops 〜 」
株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィック
認定インストラクター
飯久保 翔
※定員35名
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技術講演 15:40 – 16:30
「組み込みシステムにおけるソフトウェア開発動向とモデリング技術 〜自動車業界を例に〜
日本精工株式会社
ステアリング&アクチュエータ技術センター
ソフトウェアPLDチーム 副主務
高橋寛之
▶︎講演資料PDF

休息 16:30 – 16:40

今日のモデリング:Retrospective 16:40 – 17:40
【司会】株式会社豆蔵 取締役CTO 羽生田 栄一
【参加者】樽澤 広亨、 渡辺 博之、 中佐藤 麻記子、 飯久保 翔

御礼 17:40 – 17:45
大会副委員長 元東京国際大学教授  堀内 一

プログラム詳細

ご挨拶・基調講演 10:00 – 10:25 会場:4階ホール

10:00 – 10:05
大会委員長開会宣言


国立情報学研究所 教授
浅野 正一郎

10:05 – 10:25
ご挨拶

経済産業省 商務情報政策局情報産業課 企画官 和泉 憲明

10:25 – 11:45
基調講演 『GDPRとパーソナルデータの利活用』

【講演概要】
GDPRが規定するデータポータビリティの権利はパーソナルデータを本人に集約して活用を容易にすることで産業振興をもたらす。それには、パーソナルデータを本人が安全かつ安価に運用するためのツールである分散PDSが必要である。パーソナルデータを用いる最も高収益な事業は個人のニーズと商材のマッチングに基づく販売代行であり、その価値はGDPの10%を越えるが、マッチングの精度を高めるには分散PDSが必要であり、また分散PDSで集中型サービスの間を結ぶことで全事業者の収益が増大する。

<講師>
東京大学大学院情報理工学系研究科 教授
橋田 浩一
<プロフィール>
1986年東京大学大学院理学系研究科修了。理学博士。1986年電子技術総合研究所入所。1988年から1992年まで(財)新世代コンピュータ技術開発機構に出向。2001年から産業技術総合研究所。2013年から現職。2017年から理化学研究所AIPセンター社会における人工知能研究グループ分散型ビッグデータチームリーダを兼任。現在の研究テーマは分散PDSと知的コンテンツおよびそれに基づく人工知能。

11:45 – 13:00
昼食

技術講演 トラック 13:00 – 16:30 会場:4階ホール

13:00 – 13:50
技術講演『超分散システムを統治せよ!マイクロサービス設計・展開のエッセンス』

【講演概要】
サービス洗い出し、分散配置されたデータの同期、複雑に絡み合ったサービス間ネットワーク”サービス・メッシュ”の最適化・・・マイクロサービスを実践する際には、様々な課題に直面します。このセッションでは、マイクロサービス・スタイルの設計のポイントに加えて、OSS “Istio”を用いたサービス・メッシュ最適化の概要をご紹介します。
<講師>
日本IBM クラウド事業本部
樽澤 広亨

13:50 – 14:40
技術講演『実践ドメイン駆動設計」から理解するDDD』

ドメイン駆動設計(DDD: Domain-Driven Design)とは2003年にEric Evans氏が提唱した「顧客と開発者が業務を戦略的に理解し、共通の言葉を使いながらシステムを発展させる手法」です。 DDDの登場から15年以上が経ち、DDDは着実に普及しつつあります。 本セッションでは、2013年にVaughn Vernon氏が発表した書籍「実践ドメイン駆動設計(通称:IDDD)」の流れに沿って、DDDの基本からモデリング手法までを幅広く紹介します。

<講師>
株式会社ネクストスケープ クラウドインテグレーション事業本部
クラウドソリューションアーキテクト
青木 淳夫

<プロフィール>
主にMicrosoftテクノロジーを活用した開発に従事。最近はHoloLensを用いたMR(Mixed Reality)ソリューションを担当。15年前にエクストリーム・プログラミングに出会って以来、アジャイルによるチーム作りを推進中。

14:40 – 14:50
休憩

14:50 – 15:40
技術講演『IoTサービスのモデリング 〜モデルを作ってみて得られた知見〜』

組込みシステム技術協会(JASA)では、2017年から「組込みIoTモデリングWG(ワーキンググループ)」を立ち上げ、IoT時代に必要とされる「合意形成・説明責任型モデル」を明らかにするとともに、並行してそれらを実際のIoTサービスに適用し、その有効性の検証を試みている。今回は、これまでWGにて実施してきた具体的なIoTサービスのモデリング結果と、そこから得られた各モデル、各手法の使い方、効果的な作成順序、実践からのプラクティスなどを紹介する。

<講師>
株式会社エクスモーション 代表取締役社長
一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)理事
渡辺 博之
<プロフィール>
メーカーでのエンジニアを経て、組込み分野におけるオブジェクト指向技術のコンサルタントとして現場支援や人材育成に携わるとともに、学会・コミュニティ活動にも多数参加。
2008年9月、組込みソフトウェアの品質改善に特化した事業を推進すべく(株)エクスモーションを設立し現在に至る。
組込みシステム技術協会(JASA)理事、組込みIoTモデリングWG主査、ETロボコン本部共同企画委員長、派生開発推進協議会代表。

15:40 〜 16:30
技術講演『組み込みシステムにおけるソフトウェア開発動向とモデリング技術〜自動車業界を例に〜』

人・物と直接つながる現実世界の制御を担う組み込みシステムでは、IoT社会の成熟に伴ってさらに高度化した役割が期待されます。また、現実世界ならではの高い安全性や信頼性の確保が同時に要求されることも特徴です。このような複雑化に対応していくために、モデリング技術の有効活用が重要となります。 本講演では、自動車組み込みソフトウェアを例として、その開発動向およびモデリング技術の重要性の高まりについて紹介します。また今後のモデリングへの期待および人材育成について、L4認定の合格体験を交えて語ります。

<講師>
日本精工株式会社 ステアリング&アクチュエータ技術センター
ソフトウェアPLDチーム 副主務
高橋寛之
<プロフィール>
L4モデラー。1999年に画像処理機器の組み込みソフトウェア技術者としてキャリアを開始、その後カーナ ビゲーションシステム開発などでモデリング手法を実践。現在は自動車の電動パワーステアリング(EPS)におけるソフトウェアアーキテクチャ開発を務める。2015年より組み込みシステムを題材としたモデリングの教育機会である「ETロボコン」の実行委員会に参加、技術教育やモデリングワークショップ講師などを担当。

ワークショップ トラック 13:00 – 16:30 会場:4階会議室

13:00 – 14:40
ワークショップ『アジャイルにモデリングをし続けよう 〜 破壊と創造の先にあるものは何』

「変化の速いビジネスへの対応」というのは、現在、アジャイルを採用する際のひとつの決まり文句になっています。「モデリング」は、アジャイルの「味方」でしょうか、「敵」でしょうか。 このワークショップでは、ある製品を題材として、チームでモデリングをします。 その過程で、アジャイルで設計することの意味と開発者に必要な覚悟を、みなさんで考えてみたいと思います。
※ 前提条件:UMLの基本(クラス図の基本文法)をご存知であること。
※ 補足:組込み系向けのテーマですが、エンタープライズ系の方もまったく問題なく参加可能です。
→ワークショップのお申込みはこちら【受付終了】

<講師>
株式会社豆蔵 技術コンサルティング事業部
チーフコンサルタント 中佐藤 麻記子
<プロフィール>
旧大阪外国語大学イスパニア語学科卒業後、社内SE、トレーニング講師、組込みソフト開発サポートを経て、 現在はアジャイル開発・オブジェクト指向・UML・要件定義などのコンサルティング・トレーニング講師を 主たる活動としている。 主な執筆物:「これだけは知っておきたい組込みシステムの設計手法」(技術評論社・共著)

14:40 – 14:50
休憩

14:50 – 16:30
ワークショップ『フェニックスプロジェクトDevOpsシミュレーション研修〜ざっくり体験 Biz Dev Ops 〜』

通常は1日間のシミュレーション研修を、今回は短縮版としてそのエッセンスをご体験して頂きます。2013年にGene Kim氏によって執筆された、ビジネス小説であるThe Phoenix Projectを元に本研修は開発されました。本シミュレーション研修では、主にDevOpsの考え方を現場でどのように活かすかの道筋を示します。これからDevOpsを取り組もうと検討している組織の方や、自組織がどの程度DevOpsを適用できているかなどを確認したい方々にとって、有意義な気づきが得られます。
※注意事項:当日抽選にて、実際に体験いただく方(12名)と、その周りでオブザーバーとして参加いただく方を分けます。
オブザーバーの方でも、すぐ傍で体験内容をご覧いただきますので、体験者と同様、DevOpsを十分にご理解いただくことが可能です。

→ワークショップのお申込みはこちら【受付終了】

<講師>
株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィック
認定インストラクター
飯久保 翔
<プロフィール>
米国の大学卒業後、現地のゼネラルコントラクターにて技術者としてプロジェクト管理を中心とした業務に従事。日本帰国後(株)ITプレナーズジャパン・アジアパシフィックにてPRINCE2®やITIL®などのベストプラクティスと出会う。ITサービスマネージメントやプロジェクト管理分野において講師を担当。近年では講師の幅を、ITをよりビジネスに活かす領域にも広げ、DevOpsに関するトレーニングも行う。

16:30 – 16:40
休憩

Retrospective 16:40 – 17:40 会場:4階ホール

16:40 – 17:40
Retrospective『今日のモデリング:Retrospective』

<進行>
株式会社豆蔵 取締役CTO 羽生田 栄一

 

<参加>各トラック講師:樽澤 広亨、渡辺 博之、中佐藤 麻記子、飯久保 翔

17:40 – 17:45
『御礼』

大会副委員長 元東京国際大学教授
堀内 一



※プログラムの内容・講演者などは都合により予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。