2024年12月4日(水) 10:30~19:20
第一部 10:30~17:50
10:30~10:40 開会宣言
⼤会委員⻑ 国⽴情報学研究所 名誉教授
淺野 正⼀郎 ⽒
10:40~12:00 基調講演
『思考の方法学』 文系も理系も関係ない!モデル分析という豊かな方法。。。
<概要>
ある目的をもって物事に対処し解決策を見つけ出す営み、それを支えてくれるのがモデル分析です。
文系も理系も関係ありません。
モデル分析を有意義なものとするためには、
(1)分析目的を正しく設定する;
(2)モデルを上手く構成する;
(3)モデルが与える結果を現実世界に橋渡しする
という3者が大切です。
(1)のためには社会学や経済性工学の基礎概念が役立ちます。
(2)のためにはモデルの様々な類型や作法を知っておくことが有効です(モデル分析の地図をもちましょう)。
(3)を支えるのは国語の力です。
これらの中から重要と思われる内容を抽出し、皆様にお伝えすることを目指します。
<登壇者>
慶応大学理工学部管理工学科教授
教授 栗田 治 氏
<プロフィール>
1960年、広島県生まれ。慶應義塾大学理工学部管理工学科教授。
筑波大学第三学群社会工学類都市計画専攻卒業、同大学院博士課程社会工学研究科都市・地域計画学専攻修了(学術博士) 。
日本学術振興会特別研究員(数物系) 、東京大学工学部(都市工学科)助手を経て、1992年、慶應義塾大学理工学部管理工学科専任講師。
1996年、同助教授、2002年より現職。著書に『思考の方法学』(講談社現代新書、2023)、『都市と地域の数理モデル―都市解析における数学的方法―』(共立出版、2013)、『都市モデル読本』(共立出版、2004)などがある。 専門は都市工学、オペレーションズ・リサーチ。
12:00~13:10 昼休み
13:10~14:00 技術講演
「関数型デザインとモデリングの手引き」
<概要>
本講演では、Robert C. Martinの著書『関数型デザイン』の内容を紹介しながら、関数型のアプローチの入門的な内容を解説します。
書籍に登場する「ゴシップ好きのバスの運転手」を例にして、オブジェクト指向と関数型の特徴を概観し、両者の違いを比較検討します。
また、オブジェクト指向と関数型を融合したひとつの例として「関数型コア・命令型シェル」を紹介します。 本講演を通じて、関数型デザインがモデリングにもたらす可能性と、パラダイムの融合についての理解を深めることができます。
<登壇者>
ワイクル株式会社 代表取締役、東京科学大学 環境・社会理工学院 特任講師
角 征典氏
<プロフィール>
ワイクル株式会社 代表取締役、東京科学大学 環境・社会理工学院 特任講師。
アジャイル開発やリーンスタートアップに関する書籍の翻訳を担当し、それらの手法を企業に導入するコンサルティングに従事。
最新刊は『関数型デザイン―原則、パターン、実践』。
主な訳書に『リーダブルコード』『エクストリームプログラミング』『Running Lean』、共著書に『エンジニアのためのデザイン思考入門』がある。
14:00~14:50 技術講演
「ドメイン駆動設計への共感と批判 ――ドメインを駆動する設計に向かって」
<概要>
「ドメイン駆動設計」(DDD)が長く関心を集めています。 一方で、ドメイン駆動といいながらコードの構造ばかりに関心を向けてユーザーとの対話やそれを通じたドメインモデルの探究を置き忘れた立場が「軽量DDD」と揶揄されるなど、DDD自体の形骸化とそれに起因する忌避感の広がりもあるように見えます。 本講演では、「データモデリングでドメインを駆動する」の著者が、ドメイン駆動設計が本来何であるかを原点にもどって分析し、躓(つまづ)きの石と今後の進化の可能性を探ります(同書の主に第14章と終章に依拠します)。
<登壇者>
株式会社フュージョンズ代表取締役 CEO
杉本 啓 氏
<プロフィール>
コンサルティング会社アーサー・アンダーセン(現アクセンチュア/PwC)にて、生産管理、原価計算、会計、グループ経営管理などの分野で、システム開発/業務改革プロジェクト多数を推進。
連結会計パッケージソフトウェアの開発責任者を務める。
独立して経営管理クラウドfusion_placeを開発し、事業展開のためフュージョンズを創業。
CEOを務めながら現在も顧客プロジェクトに参画する現役コンサルタントであり、かつ、開発チームとともにfusion_placeのコードを書き続けるプログラマーでもある。
フュージョンズ:https://fusions.co.jp/
X(旧Twitter):@sugimoto_kei
14:50~15:10 休憩
15:10~16:00 技術講演
「AI 活用の本質は「自信」~AI・データサイエンスの数理を学ぶ~ 」
<概要>
LLM が登場し、そして凄まじい勢いで発展しています。基礎的な技術的タスクならもう AI が解いてくれますし、その範囲が今後広がることは確定した未来です。
みなさんが体感し始めている通り、LLM は大量の仕事を消し去り、そして、新しい仕事を大量に生み出しています。
生成 AI によって不可逆的に変化するこの世界を生き延びる鍵は、技術に対する「自信」であり、自信を持ち続けるための最重要は基礎の確実な理解です。
そんな話をお届けします!
<登壇者>
データサイエンス Vtuber
アイシア=ソリッド氏
<プロフィール>
ハローワールド! データサイエンス VTuber のアイシア=ソリッドです! 普段は、統計・機械学習・深層学習・強化学習に加え、数学の動画を YouTube に投稿しています。 おかげさまで、55000人の方に登録いただくチャンネルになりました! ぜひチャンネル登録よろしくおねがいします (^o^)v
16:00~16:50 技術講演
「生成AIと要求開発のシナジーが切り拓く次世代の上流プロセス」
<概要>
IT領域における生成AI活用のトレンドとしては、コード生成やテストケース作成が注目されがちです。
しかし、生成AIの真の可能性は、単なる開発効率化にとどまりません。
これまでエンジニアやコンサルタントが担ってきた上流工程のプロセスにも大きな変革をもたらします。
今回ご紹介する要求開発モデリングサービス『おしごとモデルズ®』では、従来、専門知識や経験を必要とする要求開発を、生成AIを用いることで「だれでも、かんたんに」行えるようにしました。
このセッションでは、『おしごとモデルズ®』の概要と、活用事例を通じて、その利便性と可能性について紹介していきます。
<登壇者>
株式会社 豆蔵 デジタル戦略支援事業部 第3グループ グループ長
五十嵐 智幸氏
<プロフィール>
某国立大学 情報工学科卒業後、独立系SIerにてキャリアをスタート。
15年間、エンジニアリングとビジネスの両面で従事しつつ、さらなる成長を求め、コンサルティングの道へ転身。
現在は、エンドユーザ主導のDX推進に注力し、革新的なサービスの企画・立案・推進を手がけている
株式会社 豆蔵 デジタル戦略支援事業部 第3グループ 副グループ長
本田 清彦 氏
<プロフィール>
総合電機メーカーでソフトウェアエンジニアとして16年半。その後、メーカー系SIerにて11年半にわたりプロジェクトマネージャとして多様なプロジェクトを推進。
ビジネスモデルやプロジェクトマネジメントにおける豊富な経験を経て、より広範な価値を提供できるコンサルタントの道へ
16:50〜17:00 休憩
17:00〜17:20 ワークショップ開催報告
ワークショップ① 「これであなたも日常系モデラー!~概念モデリング超入門~」
<登壇者>
豆蔵デジタルHDグループCTO/IPA主任研究員/UMTPモデリング・アンバサダー
羽生田 栄一 氏
ワークショップ② 『Event Stormingワークショップ』
<登壇者>
株式会社オージス総研 技術部ビジネスイノベーションセンターア ジャイルコーチ/UMTPモデリング実践部会 主査 株式会社 オージス総研
原田 巌 氏
17:20〜17:30 L3.L4の説明&パネルの案内
17:30〜17:50 休憩
第2部 17:50〜19:20
パネル討論会「モデリングはどこへ向かうのか?」~ 広がるモデリングの世界 ~
本日の講演者をパネラーに、「モデリングはどこへ向かうのか?」をテーマにディスカッションを行います。
<司会>
豆蔵デジタルHDグループCTO/IPA主任研究員/UMTPモデリング・アンバサダー
羽生田栄一氏
<パネラー>
ワイクル株式会社 代表取締役、東京科学大学 環境・社会理工学院 特任講師
角 征典 氏
株式会社フュージョンズ代表取締役 CEO
杉本 啓 氏
データサイエンス Vtuber
アイシア=ソリッド氏
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