組込み向けUMLモデルカタログを使った『勉強会実践ワークショップ』 開催
2012年12月14日午後、秋葉原UDX GALLERY NEXT-3にて、一般参加者14名、部会メンバー10名が参加して、「組込み向けUMLモデルカタログを使った『勉強会実践ワークショップ』」が開催されました。これは、当協議会の組込みモデリング部会(主査:渡辺博之((株)エクスモーション)が勉強会に参加いただくことで、UMLモデルカタログ利用についてご理解いただき、業務への活用に繋げていただくことを目的に企画・実施したものです。
前半はワークショップによるモデルカタログ理解の場、後半は懇親会による忌憚のない意見交換の場、あるいはネットワークの輪を広げる場として開催いたしました。 ワークショップのお題として、最初に富士通システム統合研究所 白神一久 様より「要求仕様(エアコン)」の説明をいただきました。「エアコン」は熱交換の物理現象を利用して、空気を暖めたり冷やしたりしています。それがモデルでどう表現されるのか?? この問いかけを受けて、参加者の皆様には、4つのグループに分かれて実際にモデリングにチャレンジいただきました。 各グループでは、部会メンバーが2名程度参画し、適度のアドバイスを行うことで、軌道修正を行いながら、議論を重ね、モデルを完成していただきました。 出来上がったモデルは壁に貼り出し、完成のモデルに至った経緯や考えをそれぞれ説明し、質疑応答を重ねることで、理解が進み、お互いのモデルとの違いを通じて、新たな発見に繋げていただく良い機会となりました。 また、今回の出席者は、モデリングの経験者ばかりではありませんでしたが、部会メンバーが分かり易く説明しながら、進めたことで満足の行く勉強会であったことが、参加者のコメントでも分かります。 ワークショップの後には、(株)豆蔵の大嶋主悦様からのエアコンカタログモデルの解説により、カタログモデルに関する理解を深めていただきました。 その後、部会主査である(株)エクスモーション渡辺博之様からモデリングについての講評をいただきながら、モデリングの際に考慮すべきポイントを分かり易く説明いただくことで、皆様に更に理解を深めていただき、前半を終了しました。 モデリングに関するワークショップは、これまでも開催していますが、今回も皆様にモデリングの楽しさと、奥の深さを理解いただく意義のあるワークショップとなりました。 アンケートでは、参加者の満足度は高く好評でした。「UMLに関する知識がまったくない状態での参加でしたが、部会メンバーの方が分かり易く解説しながら作業を進めて頂けたので、とてもわかりやすかったです。これから学習していく上で、とても良い経験となりました」との声や「複数人でモデリングする機会はなかなかないので、考え方の違い等、ためになりました」との声もいただいております。 UMTPでは今後も情報モデリング及びソフトウェアモデリングに関する技術解説や最新情報のご提供を通じて、我が国のモデリング技術の普及とモデル共有に向けた活動を展開してまいります。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。 参考
2013年2月
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