航空会社殿向け映像配信システムでのUML適用事例インタビュー報告
概要
日本側で、要件定義、基本設計と結合テスト以降を担当し、オフショア先に、詳細設計、製造工程(単体テストを含む)を依頼した。開発は、以下の方針で行った。
(1)設計工程にUMLを取り入れることで、オフショア側の仕様の齟齬をなくす。
(2)Rational ツールを活用し、開発効率を上げる。
(3)Weblogic(アプリケーションサーバ)、EJBを活用する。
工夫点
●プログラム仕様書(UML表記法)のガイドラインを作成した。
●メソッドの処理は、文章ではなく、アクティビティ図又はステートチャート図を作成した。
効果
●オフショア側で、設計仕様の齟齬がなくなり、プログラムの品質が向上した。
●メソッド間の処理の流れは、シーケンス図又はコラボレーション図、メソッドの中の処理はアクティビティ図、又はステートチャート図を作成することで、メソッドの処理を正確に実装できた。
成功へのポイント
●プログラム仕様書にUMLを取り入れ、作成する際のガイドラインを作り徹底させた。
●プロジェクトのリーダーが、技術面、管理面の両方できた。
●WebLogic、EJBを有効に活用した。