L2・L3・L4認定取得者の集い(2014-10-23)開催報告

L2・L3・L4認定取得者の集い(2014-10-23) 開催報告

 
 2014年10月23日夕方、オージス総研殿(東京 品川)にてL2・L3・L4認定取得者を対象としたモデリング祭りを開催いたしました。これまでは、L3・L4認定取得者を対象としておりましたが、今回はL2認定取得者の皆様まで対象を広げ、より多くの皆様にモデリングの醍醐味に触れていただく機会として開催したものです。
 この集いは、当協議会の問題作成部会(主査:羽生田栄一(豆蔵))が

  • 認定取得者の相互交流の場の提供と、モデリング現場で活躍している皆様と、UMTPとの意見交換を通じて、モデリング技能を更に高めていただく。
  • UMTP認定試験、特に新たに設定したL4認定試験について理解を深め、モデリング認定試験の頂点であるL4認定試験にチャレンジしていただく。

ことを目的に企画・実施しています。
  今回は、L4認定試験に関するプログラムを多数ご用意し、前半は、講義による理解と、後半は、ワークショップを通じて
新たな気づきを得ていただきました。懇親会では、忌憚のない意見交換と交流を深めていただき、皆様にとって充実した時間
を体験いただきました。

 講演「L2/L3モデリングのこつ」と題し、河合昭男氏から、L2/L3レベルをターゲットとし、関連クラスについてのポイント
を教示いただきました。分かりやすい例とパターン説明を通じて、関連クラスに適しているもの、不適なものがよく理解できました。
 「L4試験ってこんなモノ−試験プロセス説明−」では、照井康真氏より、試験スケジュール、受験プロセス、L4として求められる
スキルレベル等をご紹介いただき、その後、山城明宏氏より、過去問題の紹介がありました。皆さんには、試験問題のレベルがよく
理解いただけたのではないでしょうか。
 「L4試験で何を見られるか?」では、藤井拓氏より、L4モデラーに期待することとして、L4試験での審査のポイントをご紹介いただきました。
モデルの活用力や、育成力が重要で、すごいモデルを書く達人モデラーを期待しているわけではない!理解に基づいて、モデリングの良さで
まわりの人に影響を与えてくれることを期待しているとの言葉が耳に残っています。また、現職が、企画や、育成部門でも受験は可能か?
との問いに対し、プロジェクトに対する支援や、貢献があれば、受験は可能であるとのことでした。
皆さん是非チャレンジしてください。

 ワークショップ(モデリング実践)では、山城氏よりご紹介いただいた過去問題にグループに分かれてチャレンジ
いただきました。時間が少なかったため、十分に議論いただけませんでしたが、各グループそれぞれポイントとした観点を
説明いただき、講師である羽生田栄一氏からモデルについての評価とアドバイスをいただきました。皆さんにとっては、
意義深いワークショップで満足いただけたのではと思います。
 集いの後半は、軽い食事をしながらの懇親会です。
モデリングに興味を持ったきっかけや、参加動機、日頃の現場でのなやみ等、をそれぞれ語っていただきました。
自分のレベルの確認や、モデリングをより価値あるものにするにはどうすべきか、あるいは、社内でモデリングに
対する理解を高めるにはどうすればよいか等の悩みを抱えて参加されたとのお話しもありました。理解と、レベル
や考えの確認につながり、参加して良かった。コミュニケーションが進む、社内で一石投じたい。ビジネスモデリング
から、まずは、実績を作るところからスタートしたい。等の声があり、皆様に満足いただけたのではないかと思います。

皆さんの活発な交流と意見交換であっと言う間に時間が経過しました。

 UMTPでは、日本のモデリング技術の頂点に立つ方が一人でも多く出てくることを願いつつ、今後もこの集いを継続していく予定です。
今回参加できなかったL3認定取得者の皆様、また、今後L3受験をめざしているL2認定取得者の皆様、次回は是非参加し、更にモデリング
技術を高め、L4認定という頂点をめざしてください。
開催案内:http://www.umtp-japan.org/modules/activity2/index.php?id=239

参考資料:
 1.モデリング祭り L2/L3モデリングのこつ(ヒント)
 2.L4試験てこんなもの
 3.L4モデラーに期待すること

2014年12月