オフショア+アジャイル開発ヒアリング(ミニセミナー) 開催報告

オフショア+アジャイル開発ヒアリング(ミニセミナー) 開催報告
 2011年9月7日夕方、UMTP会員、認定取得者を対象に、(株)オージス総研殿(東京 芝浦)にてオフショア+アジャイル開発ヒアリングセミナーが開催されました。

 当協議会のオフショアソフトウェア開発部会(主査:中原俊政(東京情報大学))では、今年度からオフショアソフトウェア開発におけるアジャイル開発の有効性に関する調査を開始しました。

 その活動の一環として、講師を招いて部会でヒアリングするのを機会に、会員、認定取得者を対象としたセミナーを開催しました。
 9月7日夕方7:00から部会メンバーの他、20名の参加者を得て開催しました。

 主査の中原氏より、部会の活動紹介、セミナー開催の目的の話のあと、

 「インドアジャイル西遊記」というタイトルで
  株式会社オージス総研 ビジネス・イノベーション・センター
  エグゼクティブコンサルタント 山海 一剛氏

が講演され、次に

 「オフショア+アジャイル開発」というタイトルで、
  インド Vertex社 秋山 伸二氏

が講演されました。

 山海氏は、Vertex社でOJT 方式の「オフショア+アジャイル」研修を受けてこられ、それを基に社内でプロジェクトを推進されています。オフショア開発へのアジャイル開発の適用に関する考察を講演されました。
 Vertex社 秋山氏は、オフショア開発の現状、アメリカでのオフショア+アジャイル開発の具体的な話を講演いただきました。また、日本で進んでいない理由、今後の課題について言及されました。

 参加者からは、
・アジャイル開発の実践的な内容を聞けて大変勉強になった。特に品質、契約における具体的な話が良かった。
・短い時間でアジャイルのエッセンスがざっと説明していただけたのが良かった。
・アメリカのアジャイルとその他国アジャイルとは違う。俯瞰的な視点での世界との比較は理解し易かった。特にベンダインセンティブが分かり易い。
・Agileの現実(米国型、インド型etc)を説明してもらったこと。
・アジャイルの有効性がわかりやすく理解できた。インドオフショアのメリット・デメリット(をどうやって吸収するか)が確認できた。
などの声が寄せられました。
 ただ、UMLとの関連を期待して来られた方も中にはおられたようです。

 なお、両氏の講演資料は、当協議会のWebサイト
http://www.umtp-japan.org/modules/introduction1/index.php?id=36&tmid0=14
からダウンロードいただけます。

 今後、部会としては、アジャイル開発の事例調査を続け、UMLの適用を検討していきます。 また、アジャイル開発の事例が集まれば、事例発表のセミナーも検討していきます。

                            

2011年11月

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