NTTデータテスティングサービスでも試験配信

UMTP-Testing

プレスリリース「UMTP、12月よりUMLモデリング技能認定試験を
NTTデータ テスティングサービスでも提供

News Release

2005年10月11日

特定非営利活動法人 UMLモデリング推進協議会(UMTP)
UMTP、「UMLモデリング技能認定試験」を
『NTTデータ テスティングサービス』でも提供。
 特別非営利活動法人UMLモデリング推進協議会(事務局:東京都港区、会長:上野 南海雄)は、同協議会が企画、運営する「UMLモデリング技能認定試験」の配信サービスとして、新たに株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区 社長:浜口 友一)が2005年10月11日よりサービス提供を開始する「NTTデータ テスティングサービス」を追加し、従来以上の受験者への利便性を提供することを発表いたします。

 上記テスティングサービスを通じての「UMLモデリング技能認定試験」の配信開始は、2005年12月を予定しています。

 上記テスティングサービスでは、NTTデータグループ及びNTTグループの施設を中心とした、全国各地での受験をカバーする試験会場網の構築が予定されていることから、これまでより試験提供地域が拡大され、企業における従業員のスキルアップを目的とした受験のためのより利便性の高い環境を提供できます。

UMLモデリング技能認定試験について
 「UMLモデリング技能認定試験」は、システム開発の上流工程において重要となる、モデル構築のための知識とスキルの認定、及びモデリング技術者の育成を目的に、2003年11月より開始されました。本試験制度は、モデリングを行う技術者の知識とスキルを客観的に判断するだけでなく、企業が技術者のスキルアップを図り、その成果を評価するために最適な認定制度です。

NTTデータ テスティングサービスについて
 資格試験などの受験予約、受験料の回収、試験会場や試験監督の手配、そして試験問題の配信・回収・採点に至る、資格試験の運用に関わる全てのプロセスをデジタル化して一括で請け負うサービス。
コンピュータとネットワークを利用して資格試験を実施するCBT (Computer Based Testing)システムをベースとして試験実施だけではなく、すべてのプロセスの運用環境を提供する。
http://www.nttd-testing.com/

【UMLモデリング推進協議会(UMTP) とは】

 「UMLモデリング推進協議会(UMTP)」は、2003年5月に、「モデリング技術の普及」、「モデリング技術者の育成と技能認定」、「業種・業務モデルのモデル共有」、「アジア連携」などを目的として設立された、非営利特別活動法人である。今日、75社が参画している。 2003年9月から、モデリング認定試験を提供している。
 UMTPは、日本国内だけでなく、中国、韓国、などのアジア諸国と連携し、「共通モデリング技術の策定」と「モデリング技術者育成と技能認定の実施」を通じて、日本産業のグローバル化とソフトウェアビジネスの有機的連携を目的として、次のような活動を展開している。

(1) UMLなどを前提とするモデリング技術の体系化と普及活動
(2) モデリング技能の認定と教材などコンテンツの認定
(3) 業種 ・業務ごとのベストプラクティス・モデル共有支援
(4) 国際連携(UMTP International運営)

 また、2005年9月にはUMLモデリング技能認定試験などの実施を含めたアジア諸国との連携を推進するため「UMTP International Association 」を設立した。

【解説】
UML(統一モデリング言語)
業務及びソフトウェアを記述するための図式記法として、米国のOMG(オブジェクトマネジメントグループ)で制定された規格です。 既に、デファクトとして世界で受け入れられており、国際規格(ISO/IEC 19501)としても制定されました。 JIS化の準備も進められています。
モデリングと業務モデル
情報技術分野におけるモデリングとは対象業務やソフトウェアの本質を統一的な方法で記述することをさします。 UMLなど記述法の知識だけでなく、業務に関する知識やノウハウが求められます。UMLなど統一モデリング手法による業務モデル構築により、ユーザー、システム設計者、プログラマの間で、対象システムに関する知識を共有できるだけでなく、異なる企業間での情報共有やシステム連携も容易となります。
 また、ビジネスプロセスのモデル化のために、あらたな手法、BPMN(Business Process Modeling Notation)も登場しています。UMTPでは、BPMN研究会を主宰し、その可能性とBPELL言語へのマッピングなどの研究をXMLコンソーシアムと連携して進めています。
ベストプラクティス・モデルとその共有
企業ごとの独自開発の業務モデルでは、その共有やビジネス連携も難しいことから、業界ごとの共通ビジネス手続や方法を記述したモデル(ベストプラクティス・モデルとよぶ)の確立が求められています。すでに国際的には、電子商取引分野で、ebXML(XMLを用いた電子商取引規約)やGCI(グローバル ・コマース・イニシアティブ)などがベストプラクティス・モデルを制定しています。 しかし、わが国での普及は低く、また、国内における業界ごとのベストプラクティス・モデル策定も立ち遅れているのが実情です。 
「UMLモデリング推進協議会」は、関連業界団体と連携してベストプラクティス・モデルを共同開発し、また、各団体によるモデル開発に対するモデリング技術支援も行います。
<お問い合わせ先>
UMLモデリング推進協議会 事務局 担当:小林/倉谷 

E-MAIL:→こちらから

URL:http://www.umtp-japan.org/

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