プレスリリース「UMLモデリング推進協議会とXMLコンソーシアム、 BPMとSOAの実現化の研究・調査の協業に合意」 News Release
| 2005年9月15日
| 特定非営利活動法人 UMLモデリング推進協議会(UMTP) |
XMLコンソーシアム
|
UMLモデリング推進協議会(略称:UMTP、会長:上野南海雄(株式会社オージス総研 顧問))とXMLコンソーシアム(会長:鶴保征城(独立行政法人 情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリング・センター所長))は、このほどBPM (Business Process Management)とSOA (Service Oriented Architecture)の実現化方法の研究・調査および普及・啓発の活動において協業することで合意しました。
| 目まぐるしく変化するビジネス環境に迅速に対応する企業活動を支援するために、BPMとSOAが昨今注目されています。BPMとは、業務横断的なビジネスプロセスをモデル化し、ITを活用してより効率的に管理・運用することで「分析」「設計」「実行」「モニタリング」「改善・再構築」を継続的に行い、業績を向上させる方法です。SOAとは、企業内外の情報システムの機能を再編し、業務視点でソフトウェア部品(サービス)化することで、ビジネス環境変化にサービスの組み換えでシステムを柔軟に変更する考え方です。BPMとSOAを組み合わせ、ビジネスとITを効果的に関連づけ競争力の高い企業構築に寄与することが期待されています。
| 今回の協業により、モデリング技術を強みとするUMTPと、XMLやSOA等の実装技術を強みとするXMLコンソーシアムが相互補完の関係で活動します。具体的には、UMTPのBPMN研究会とXMLコンソーシアムのSOA部会/ビジネスイノベーション研究部会が連携して活動を行います。両組織の成果を互いに関連付け、また、メンバーの人材交流を活発に行うことで相乗効果を生み出し、研究および検証活動の更なる高度化、普及啓発活動の更なる促進を目指します。
| 例えば、現在BPMN研究会が進めている「ローレベル プロセスモデリング パターン」からSOA部会が進めている「SOA実装パターン」へのパターン連携の可能性を探り、また、ビジネスイノベーション研究部会が研究を進める「SOAサービス化手法」と「ローレベル プロセスモデリング パターン」を比較して妥当性を相互に検証しながら、共同研究を推進します。
| ■UMLモデリング推進協議会について
| UMLモデリング推進協議会は、グローバルに通用するモデリング技術者育成と各分野における業務モデルの共有促進などを目的に国内の主要ベンダーの参画のもと設立されました。現在、 UMLなどを前提とするモデリング技術の体系化と普及活動、モデリング技能の認定と教材などコンテンツの認定、業種 ・業務ごとのベストプラクティス・モデル共有支援、およびアジア諸国や海外諸団体との連携を進めています。
|
<BPMN研究会> | ビジネスプロセスの分析、設計から実装にいたる一連の設計仕様を表記でき、ビジネスとITのギャップを埋めることができる新しいダイアグラム手法「BPMN(Business Process Modeling Notation)」を活用するための実践的な課題と解決策を研究します。 ■XMLコンソーシアムについて
|
XML コンソーシアムは、XML 技術のビジネスにおける実用化推進を行う国内唯一の団体です。セミナー・イベント、部会活動、情報発信、標準化推進、各業界団体との連携などの具体的な活動を通じて、さまざまなコンピュータシステムにおけるXML 技術の適用に貢献してまいります。
| <ビジネスイノベーション研究部会>
| 経営目標、経営計画を反映し、ビジネスとITを明確に関連付けるため、ビジネスモデルの記述方法、ビジネスプロセスの分析・表現手法、対応するシステムの設計方法を研究します。
| <SOA部会> |
抽象的なSOAの概念から具体的なビジネス面でのメリット、システム設計の方針、Webサービスの有効な活用方法を導き出し、得られた情報や知見を外部に発信することでSOAやWebサービスの普及・発展に貢献します。
|
■本件に関するお問合せ先 |
|
特定非営利活動法人 UMLモデリング推進協議会 事務局(株式会社 オージス総研内) TEL. 03-5730-3217 |
E-mail.→こちらから |
URL.http://www.umtp-japan.org/
|
|
XMLコンソーシアム事務局 野田 (富士ソフトABC 株式会社内) TEL. 03-5600-6205
| E-mail. xmlcons@fsi.co.jp
| URL http://www.xmlconsortium.org/
|
|
|