2018年5月16日に開催されたUMTP2018年度総会において、2017年度のL4認定証の授与が行われました。
高橋寛之氏に、会長から認定証が授与されました。
◯合格談話
今回L4という大変重みのある認定をいただけて、とても嬉しく思っております。
普段私は車載組込みソフトウェアのアーキテクチャ設計を担当しています。
全体を俯瞰した上で様々な事項を決めていく立場です。
全体設計ということで気を遣う点は多々あるのですが、モデルを用いて設計を可視化すること、それにより技術者同士のコミュニケーションを活発化させることを最重要ポイントとし、日々モデリングに向き合っています。
L3を取得した時点では、L4を自分ごととは考えていませんでした。
雲の上の存在のように思えたのです。
ですが、日々の業務成果の事例発表や論文寄稿で社外からポジティブな反応をいただいたり、参加している社外コミュニティ(ETロボコン)でモデリングの審査・教育を担当したりといった経験を通じ、「自分の行っていることはL4として求められていることに近くなってきたのではないか」と考えるようになりました。
試験は大変そうですがここで力を試してみようと思い、今回受験することを決意しました。
試験が始まってみると思ったとおり大変で、睡眠時間を削り土日を費やしてのモデリングとなりました(理解を示してくれた家族には大変感謝しています)。
考えては煮詰まり、閃いてはやり直しですが最後はやりきったと思えるモデルにたどり着くことができ、またその思考過程をいかにわかりやすくお伝えするかを工夫できたことが、今回の結果に繋がったのかなと思います。
今後もL4という名に恥じぬよう、社内外でモデリングの普及・発展に貢献していきたいと思います。