主に、組込み機器の製品やドメインを対象に、分析・設計モデルを作成しカタログ化したもの。 カタログの成果物はPDF版とEnterprise Architect版があり、モデルそのものを利用者が活用し、自身の開発に役立てることができます。
小さなモデル(ライトなモデル)
モデリングカタログ:小さなモデル(ライトなモデル)全ての問題&解答例
カテゴリ | モデル名 | ダウンロード |
ゲーム | ブラックジャック | |
神経衰弱 | ||
七並べ | ||
どうぶつしょうぎ | ||
すごろく |
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生活 | カレンダー | |
組込み機器 | キッチンタイマー レベル1〜4 | |
キッチンタイマー レベル1 | ||
キッチンタイマー レベル2 | ||
キッチンタイマー レベル3 | ||
キッチンタイマー レベル4 | ||
歩数計 |
組込みモデリングカタログ
(1)カタログの目的 組込み向けUMLモデルカタログは、生産性や品質向上といったUMLモデルの恩恵を受けられるようなモデルを、開発現場で主体的に作れ るようになるために、開発現場でそのまま使えるモデルや、お手本になるようなモデル(とモデルの作り方)を提供することを目的としました。
(2)カタログの使い方 カタログは、主に開発する際のモデリングの参考として、あるいは、モデリング教育の素材として使われることを前提としています。
(3)カタログの構成 カタログは「製品編」「機能編」「部品編」に分かれています。「製品編」は開発システム全体のカタログとなっており、「機能編」は多くの製品に共通して搭載されるような機能のカタログになっています。そのため、「製品編」の一部を「機能編」で解説している場合もあります。「部品編」は、より汎用的な、ライブラリとして使用できる部品を掲載しています。この部品は、「機能編」の機能でも「製品編」の製品でも、使用することができます。 また、カタログには、要求仕様に対して複数のアプローチでモデリングした結果を掲載しています。 各要求仕様に対して複数のモデル、各モデルには分析モデルと設計モデル、モデルに至ったコンセプトが掲載されています。
(4)ダウンロード
UMLモデルカタログは、全体を網羅した「カタログ」ファイルと、個々のモデルについて詳しく記述した「モデル解説書」ファイルに分かれています。カタログファイルには、モデリング対象の概略と、モデル全体が見渡せる少数のモデル図を抜粋したものが含まれています。モデル解説書には、1つのモデルについての全情報が含まれています。また、場合によってはEnterprise Architectのモデルファイルが付属しています。
各モデル解説書
モデルファイルは、以下のモデル一覧よりダウンロードできます
Enterprise Architectモデルファイルを閲覧するためのViewe>はこちらのページから ダウンロードできます。
https://www.sparxsystems.jp/products/EA/downloadExtra.htm
UMLモデルカタログを題材として、実際にモデリングを行う勉強会の進め方を「勉強会ガイド」としてまとめました。
勉強会ガイドの各種付属文書
(5)カタログ掲載モデル一覧
カテゴリ | 要求仕様 | 概要 | 掲載モデル |
ダウンロード |
製品編 | 孔版印刷機 | 低コストで大量の印刷物を作成することを実現する印刷機 | エンティティに着目したモデル (自己診断機能の活用例を提示) | |
電子オルゴール | オルゴールの発音操作をソフトウェア制御する、曲の自動演奏装置 |
・エンティティに着目したモデル |
モデル解説書
EAモデルファイル |
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インライン装置 | 工場の生産ラインなどで使用される、上流から下流に向かって、製造物や検査品を搬送/処理する装置 | ドメイン構造に着目したモデル | モデル解説書 EAモデルファイル |
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エアコン | 室内の温度(室温)と湿度を調整する空調装置 | 熱交換の原理に着目したモデル ・ソフトウェアで制御する対象に着目したモデル |
モデル解説書 |
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交通ICカードチャージ機 | 鉄道の乗車などに利用できるICカードにお金をチャージするための装置 | BCE パターンを用いたモデル | ||
機能編 | 認証 | ユーザを識別し、ユーザ毎に適切なサービスを提供したり、記録を取ったりする機能 | ・機能に着目したモデル
・エンティティに着目したモデル ・状態に着目したモデル |
モデル解説書 |
自己診断 | ユーザを識別し、ユーザ毎に適切なサービスを提供したり、記録を取ったりする機能 | ・エンティティに着目したモデル
・メタファを使ったモデル |
モデル解説書 |
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部品編 |
目標制御 | 制御対象の測定値が目標値となるように制御する仕組み | ・エンティティに着目したモデル
・役割に着目したモデル |
|
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プログラム更新機能 | “組込み機器の複数のプログラムを、依存関係を解決し動的に更新す る機能” | ・エンティティに着目したモデル |
(6)2012年4月版での制約 SMモデルについては、何を想定するか議論が尽くされておらず、今回は掲載を見送りました。
(7)今後のモデル候補 今後作成する予定のモデルには以下のようなものがあります。
カテゴリ | 候補 | 状況 |
製品編
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エアコン | 作成中 |
ゲート装置 | アイデアのみ | |
電子ポット | アイデアのみ | |
交差点交通信号制御装置 | アイデアのみ | |
デジタルフォトフレーム | アイデアのみ | |
セットトップボックス | アイデアのみ | |
業務用音声再生装置内蔵スピーカ |
アイデアのみ | |
電卓
|
アイデアのみ | |
機能編 |
早押判定装置 |
アイデアのみ |
部品編
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プログラム更新機能 |
作成中 |
近距離無線通信の制御 |
アイデアのみ | |
ステッピングモータ制御 |
アイデアのみ | |
ウォッチドッグタイマ(WDT) |
アイデアのみ |