UMTP認定試験について

L1、及びL2認定試験
下記試験配信会社を通じて実施され、各社が指定する全国のテストセンターで受験できます。
L1試験 ピアソンVUE プロメトリック株式会社
L2試験 ピアソンVUE、 Web版試験(2024年2月から追加)詳しくは概要ページを御覧ください

L3試験 2022年12月1日より新システム(Web版)にて再開しました。詳しくは概要ページをご覧下さい。

L4認定試験は、当協議会が直接実施いたします。詳しくは、実施概要ページをご覧下さい。

※認定ロゴのダウンロードは「認定ロゴ」ページをご覧下さい。

※認定試験の受験方法が一部変更となりました(プラットフォーム移行)
詳細はこちらをご覧ください。

モデリング技能認定の意義

ソフトウェア開発は、既に業務システム開発を、業務プロセスや業務実体などを表現するモデルを基に、流通ソフトウェアコンポーネントや再利用可能コンポーネントをカスタマイズ、又は組合せることで対応できる段階にあります。一方、B2Bなどeビジネス分野では、円滑なビジネス連携を可能とするため、業務プロセスや業務ルール等の共有や、業界ベストプラクティスへの準拠性確保など、システム開発の上流における作業が大きな意義をもっています。
したがって、今後のシステム技術者に求められることは、システム開発上流工程におけるモデル構築と、そのモデルを通じて、システムの妥当性、相互運用性、及び完全性に関する責任を果たすことにあります。
モデリング技術は、そのような上流工程のため、あるいは要求仕様とソフトウェア実装仕様の間を繋ぐために必須の技術と言えます。
健全なIT産業の発展のためには、技術者のモラルアップが不可欠であることは言うまでもありません。そのモラルアップと技術習得へのインセンティブ向上には、「技術者技能の公正な第三者による認定」と、その「認定結果の厳正な運用」が不可欠となります。つまり、技能をもつ者と、もたぬ者とを峻別し、その処遇も明確にすることが重要であります。
当協議会が実施するモデリング技能認定は、レベルに応じたモデリング技術者に必要とされるスキルおよび知識体系を明らかにし、それに基づいた客観的で公正な判定を行ないます。

UMTPスキル/知識体系

UMTPでは、モデリング技術者のスキルをL1からL4の4レベルに分類し、それらのレベルで必要とされる知識体系とスキルセットをまとめています。
2012年秋からのL4試験の実施により、すべてのUMLモデリングスキルのレベルに沿う認定制度が完成しました。

レベル モデリングスキル 説明
L4 実践に基づいてモデリングを指導できる ・L3のスキルを有し、開発プロジェクトでモデリングを一定数あるいは期間実践した経験を持つ
L3 実務でモデリングが実践できる ・拡張性や変更容易性の点で高品質なモデルを定義できる
・ビジネスモデリング、分析、アーキテクチャ設計、組み込み開発を行うための専門的な知識を備えている(分野は選択)
L2 UMLモデルの読み書きが普通にできる(モデリングリテラシーがある) ・開発範囲の一部を担当し、モデリングができる
・他者のモデルの意味を理解できる
L1 簡単なUMLモデルの意味が分かる ・UMLなどを使ってモデリングを行う最低限の知識を持っている

試験体系

上記のスキルレベルに対応した認定試験を実施し、試験合格者を資格取得として認定します。
注)2024年1月より、認定には下位資格を取得していることを必須とする認定条件を廃止しました。 各Levelの認定試験合格を以て、認定となります。 

お問い合わせ先

特定非営利活動法人 UMLモデリング推進協議会 事務局
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